幸せストーリー/保護犬猫との癒わんらいふvol.9🐶🐱

幸せストーリー第9話は、神奈川県にお住まいのYさんご夫妻と、元保護犬しおりちゃんとの癒わんらいふ🎶
元の飼い主さんの飼育放棄により動物愛護センターに収容されていたところを、保護団体さんに引き出されたしおりちゃん。
2021年6月現在14〜15歳(推定)の女の子です。
出会った頃のしおりちゃんは、壊れてしまいそうなほどに痩せていたそうです。
今ではふくよかになり、幸せに暮らしている しおりちゃんとYさんご夫妻の、出会いから現在の様子までをご紹介します。
預かりボランティア
今、家族として しおりと一緒に居られるのは、保護団体での預かりボランティアに登録した事がきっかけでした。
出会いは2010年のある日のこと。
犬親会で「この子の預りをお願いできますか?」と一枚の写真を渡されました。
私たちは写真を確認し、すぐにその子の預かりをお受けしました。
その時に預かった子が、今は大切なうちの子になった しおりです。
ネグレクト?
しおりは、保護団体さんに保護される前は動物愛護センターにいました。
元飼い主だった人が、しおりともう一頭(しおりの産んだ子ではないかと団体の人の話) 雑種の成犬を動物愛護センターに連れて来たそうです。
その時の二頭は、人間用のベルトを改造したボロボロの首輪をしていたそうです。
うちで預かった当時、しおりは推定4才。
中型犬の成犬ですが、体重は7キロ(現在11.5キロ)しか無く、抱き上げるとバラバラに壊れてしまいそうな痩せ方をしていました。
毛も下半身は生えておらず、栄養失調なのは一目瞭然でした。
あまりに弱々しい体だったため、こちらのほうがこわごわ近づいた感じでした。
預かり始めた頃の様子
しおりの方はというと、うちに来たばかりの頃も今と大きく様子が違うという事はありません。
最初からそれほど私たちを怖がっていなかったし、食欲も旺盛で(笑)。
元々あまり表現力豊かでは無いらしく、今も基本無表情です。
そんな感じで最初から落ち着いていたので、特に注意して心掛けた事は正直あまり憶えていません。
ですが、構い過ぎず、静かに見守っていたように思います。
無表情な中にも見せてくれる可愛さ
うちで預かって間もない頃は、とにかく栄養価の高い食べ物を沢山あげていました。
しおりは食欲旺盛で、食べ終わった後は口の周りをペロッと舐めながら、『ひと仕事終えたわ』というふうな充実感を漂わせて戻って来るのです。
それがとても微笑ましく、見ているこちらも幸せな気持ちになりました。
またやはり預かって間もない頃、目が合うと “練習中“の様な、微妙に口元が曲がった笑顔をするのもとても可愛いかったです。
お散歩は、最初は人の多い場所には近づきたがらず苦労しました。
でも1ヶ月位経つ頃には、自分からすすんで駅前に行く様に。
毛が生え揃ってきて、「可愛い!!」と言ってもらえることが増えたのが嬉しかったのかもしれません。
それからはすっかり駅前好きになりました(笑)。
預かりボランティアからずっとの家族へ
預かりボランティアとしてしおりを預かってからというもの、日々しおりの可愛いさに触れ、しおりと一緒にいられる幸せを感じていました。
そしてついに、私たちはしおりを手放したくなくなりました。
預りボランティアを続けたらもっと貢献できたとは思いますし、元々はそのつもりでした。
しおりの“ずっとの家族“になっても預かりボランティアを続けたかったのですが、うちは賃貸なので一頭までしか迎え入れられないのが残念です。
ですから今は、縁あって家族になったしおりが、私たち夫婦と一緒に快適に幸せに過ごせるよう心掛けながら暮らしています。
しおりがくれる幸せ
しおりは毎日毎秒、私たちを幸せな気持ちにさせてくれます。
あまりに可愛い過ぎて、一日 何十回も
「あら!かわいい犬がうちにいる!」
「こんなかわいい子、見たことないよ」
「しおりがいないと始まらないよ」
と称賛しまくっています。
もちろん、食べ物をねだってしつこ過ぎる時などは叱りますが。
柴ベースらしい しおりは、普段はほぼ無表情ですが、散歩中に大好きなお日さまに当たるとニコッ♪と笑いながら振り向いてくれます。
そんな時はこちらもパーっと明るい気持ちになります。
家族の変化
我が家は私と夫の二人暮らしなのですが、しおりが来てからなんとなく「群れ」という感覚が出てきました。
しおりが来てからようやく家族らしい気持ちになり、言葉で表現するのは難しいのですが、それはとても大きな変化でした。
時々、下痢が続いて夜中に『外に行きたい』としおりが私たちを起こす事があるのですが、熟睡してなかなか起きない私と違い、夫はスッと起きて何度も外へ連れ出してくれます。
そんな夫には、いつも本当に感謝しています。
休日は、近所での買い物からフェリーでのお出かけまで、とにかくどこへ行くにも一緒なので、「しおりがいなきゃ始まらないよ」が私たち夫婦の合言葉みたいになっています。
うちの子一番!
預かりボランティアというものを知り、やってみたいと思うようになったのは、結婚前に実家で飼っていた子が亡くなってからでした。
そして結果的に、預かった しおりを正式に我が家の子として迎えました。
初めて預かりボランティアとしてしおりを預かる時には、事前の情報もほとんど無く、写真一枚でうちにやってきました。
実は私は、実家で飼っていた子が垂れ耳の洋犬だったので、垂れ耳の子が特に好きでした。
でも、立ち耳の日本犬ぽい外見のしおりと暮らすうち、今度は立ち耳の雑種が大好きになりました。
結局、一緒に居る子の外見がタイプになるような気がします。
犬を家族に迎える時
私はしおりを保護団体さんから迎えましたが、ペットショップやブリーダーさんから迎えるのも選択肢の一つだと思います。
「以前飼っていた子と同じ犬種を飼いたい」という方もいると思いますし、「子犬から」と考える場合には、雑種犬の子だと成長した時の大きさや大まかな性格の傾向が予測しにくい面もあるので。
ただ私の様に、迎えた子が誰よりも可愛く思える様になるかもしれません。
犬種や見た目の好みはもちろんあるとは思いますが、一度広い目線でどこから迎えるかを検討してもいいのかな?と思います。
万が一の時の手段
しおりは動物愛護センターに持ち込まれた子です。
元の飼い主さんがどんな理由でしおりをセンターに持ち込んだのか、私にはわかりません。
もしかしたら、元の飼い主さんは思いがけず経済的に苦しくなりご飯をあげられなくなってしまったとか、高齢や病気になって面倒を見られなくなってしまったとか、何かどうしようも無い事情があったのかもしれません。
それまでは、そこそこに可愛いがられていたのかもしれない…と思ったりもします。
日々の生活の中で、ずっとその子と一緒に居たいと思っていても、どうしてもお世話をする事が難しい状況に陥ってしまうことが 「絶対に無い!」とは言い切れないと思います。
そんな時、特にインターネットに馴染みの薄い人などは、その子を可愛がってくれる新しい家族を探す手段も解らず、途方に暮れてしまったりしないでしょうか。
なので、万が一の時は、その子がまた幸せに暮らしていける手段を具体的に伝えたらどうかな、と考えます。
手段を伝えずに「一度迎えたら最後まで」と突き返したりしたら、その後虐待されたり放置されてしまうのでは…と心配になります。
動物を家族に迎えるのなら、最後まで愛情を持ってお世話するのが大前提です。
けれど万が一の時、その子が幸せでいるために何ができるのか、どういう手段があるのか。
知る機会があるといいなと思うのです。
あとがき
Yさんが預かりさんとして出会った頃のしおりちゃん、本当に痩せていますね。
腰の骨が……。
だけどYさんご夫妻の愛情をたっぷり受けている今では、真っ白な被毛も美しくとっても可愛い♡
毎度のことながら、幸せそうな姿を見ていると思わず一人でニヤニヤしてしまいます。
しおりちゃんの様に幸せな子が一頭でも増えると良いですね。
できれば全ての子が幸せに生きられるのが理想です。
そして、なるべく理想に近づくためには、改善・解決しなければならない問題がたくさんあります。
その中に、止むを得ない事情で、大切な家族であるワンちゃんネコちゃんとの暮らしを諦めなければならなくなった時にどうするか、という問題も含まれていると思います。
『もしも、もしもうちの子を手放さなければならない事情ができてしまったら…』
そんなこと考えたくもないですよね。
もちろん、実際にそういう日が来ないに越したことはありません。
でも万が一の時、可愛いうちの子ができるだけ幸せでいられる様にするために何ができるか。
大切な子だからこそ、考えておいた方が良いのかもしれません。
例えば
・家族、親戚、友人、知人など、自分の代わりに新しい家族になってくれる信頼できる人と話をしておく。
・近頃増えてきたペット信託、ペット後見互助会などを検討しておく。
など、手段はいくつかあるでしょう。
ネット上では、不特定多数に向けての里親募集もたくさんありますが、個人的には里親詐欺などが心配です。
今は保護団体さんが仲介に入り環境を整えくれる、新しい家族探しのアプリなどもあるので、そういったものの方が安心できると思います。
ただ、もちろんこれは最終手段。
動物を迎えるにあたり、最後までその子が快適に暮らせるよう、しっかりお世話をする心構えが必要なのは言うまでもありません。
しかし、どんな不測の事態が起こるかわからない世の中。
Yさんのお話を伺って、確かに、いざという時の手段を見つけられない人は途方に暮れてしまうだろうなと思いました。
本当にどうしようもない時に一人で抱え込まず、まずは家族、友人、知人、かかりつけの獣医さんなど、誰かに“相談“する、しても良いことを知ってほしい。
また、人の手から人の手に命が動く時、それを伝えておけたら、助かることもあるかも知れない。とも思いました。
編集/ちこ
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