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幸せストーリー/保護犬猫との癒わんらいふvol.8🐶🐱

幸せストーリー/保護犬猫との癒わんらいふvol.8🐶🐱

幸せストーリー第8話は、Sさんご一家と二匹の猫ちゃんの癒にゃんらいふ🐱

Sさんは ご主人と二人の息子さん、そしてぽんちゃん むぎちゃんの4人+2にゃんで暮らしています。

今回は、 “譲渡の条件“ についての体験もお話くださいました。

それでは
Sさんの「とにかく可愛い!」という気持ちに溢れた癒にゃんらいふをご紹介します。

保護猫を家族に迎える

私たち家族と元保護猫ぽんちゃんとの出逢いは今から4年ほど前になります。
TNR活動をしているTさんが、ぽんちゃんと出逢わせてくれました。

もともと私はTさんの娘さんと同じ職場で、Tさんのお家ではたくさんの猫ちゃんを飼っているという話を聞いていました。
「うちでも猫ちゃん飼いたいなー」と話していたら、娘さんが「可愛い猫ちゃんがいますよ!」と、当時2~3歳くらいだったぽんちゃん(男の子)を紹介してくれました。

ぽんちゃんを飼い始めて1年ちょっと過ぎた頃、『猫との暮らしにも慣れてきたし、日中誰もいなくて一匹だと退屈かな?』『こんなにかわいいならもう一匹いたらもっと楽しいかも…?』と思い、Tさんに二匹目を飼いたいと相談しました。

するとしばらくして、『今日保護した子、すごくかわいいです!会ってみませんか?』とTさんから連絡をいただきました。
そうして家族に迎えたのがむぎちゃん。可愛い女の子です。女の子だからか?むぎちゃんは我が家の男性の方が好きなようです(笑)

むぎちゃんも、ぽんちゃんと同じく当時2~3歳くらいだったと思います。

猫を迎える準備

ぽんちゃんとは、うちに来る前に一度お見合いをしましたが、家族に迎えるまでには3ヶ月くらいかかりました。
玄関に脱走防止の二重扉をつけるのに、少々手こずったからです。
うちは玄関の横幅が2メートルくらいあり、その横幅全てを扉として開閉出来るようにするには広すぎるのです。
『どうしよう…』と悩んだ末、市販の突っ張り式ウォールラックを設置して、残りの幅に合わせて扉を自作し、取り付けることにしました。

そしてTさんの娘さん全面協力のもと、まずは木材で組んだ木枠に防鳥ネットを挟み、扉部分を製作。
それを2×4材を突っ張って作った柱に取り付けて、脱走防止の二重扉の完成!
素人の割にうまくできたと思います!

心境の変化

実は、夫は当初、ペットを飼う事には後ろ向きで、お迎え準備は全然手伝ってくれませんでした。

でも、いざぽんちゃんを迎えてみると…
だんだん懐いていくその余りの可愛さに、すっかり猫好きになりました!

そして、『猫は思ったよりも自由にどこにでも行くし どこにでも入るし、動きが素早くて脱走防止対策は必要不可欠だ!』と思ったらしく、リビングや寝室の窓にフェンスを取り付けてくれました。

二匹の相性

ぽんちゃんとむぎちゃんの関係を一言でいうと『微妙な距離感』といったところです。
すごく仲が良いわけでもなく、いがみ合うわけでもなく、ただの同居人(同居猫?) みたいな感じかもしれません。

むぎちゃんを迎えることが決まった時には、ぽんちゃんと仲良くなって、二匹で遊んだりじゃれたりネコ団子になったり…なんて期待していましたが、残念ながらそこまで仲良くはなりませんでした。
特にむぎちゃんは、ぽんちゃんのことを相手にしてないかも…ぽんちゃんからは結構ちょっかいを出したりするのですが、むぎちゃんは相手にしないで逃げちゃいます。

それでも、寒い季節にはビーズクッションでくっついて寝ていたりすることもあり、そんな時はめちゃめちゃ写真を撮りまくります(笑)

二匹がくれる癒しと幸せ

ぽんむぎとの暮らしの中で、私はずーっと癒しを感じています。
それはほんとに常に!です(笑)
もう存在自体が癒し。
座っていても寝ていても、とにかくカワイイ♥️

でもあえて言うなら、就寝中に寝返りをうった時、一緒に寝ているぽんちゃんの、もふもふとした感触が足に触れ…なんて時にめっちゃ癒されます!

猫の居る生活①

我が家のリビングには180センチくらいの高さの飾り棚があり、ぽんちゃんはよく隣の低い棚から上へ飛び乗ってくつろいでいます。

『あんな高いところで怖くないのかしらね…』といつも思っていたのですが、そんなある日のこと。

いつもの様に棚の上でゴロゴロ仰向けになって寝ていたぽんちゃんが、寝返りをうった拍子に落ちてしまったのです!

でもそこは猫。
くるん!とうまくバランスを取って着地!となるはず、、だったのですが…
たまたま下に大きなバランスボールが置かれていたため、ぽんちゃんはバイン!とバウンドして壁にぶつかってしまいました。

そのあとヨロヨロしながら『今のなに…?』みたいな顔で歩いるのを見た時は、かわいそうだけど爆笑してしまいました。

ちなみにケガは無く済みました。

猫の居る生活②

二匹を迎える前と後の生活で、何か変化はあったかなと考えると…とりあえず掃除がマメになりました。
抜け毛がすごくて、気を付けていてもあちこちに毛が落ちているので。

あとは、夫も私も、いい意味で細かいことを気にしなくなったような気がします。

例えば、うちの椅子は二匹の爪研ぎに使われてボロボロ。カーテンも爪が引っ掛かって大きく破けてそのままだったりします。

でも、ぽんむぎがやったことだと、なぜか気にならないのです。
『あらまあ、何してんの。もう…かわいいヤツめ!』とさえ思えます。
子供が小さいときに同じことをしたら、かなり怒ってたと思うんですけどね(笑)

猫はかすがい☆

今となってはもう、ぽんむぎが居なかった時がどんなだったか思い出せません。
それくらい居るのが当たり前で、家族の中で大きな存在になっているのだと思います。

ありがちな話ですけれど、ぽんちゃんがうちに来た頃は息子が中2と高2で、だんだん親との会話が少なくなってきた時期でした。

その後むぎちゃんも来て、二匹の存在で私たち親子のコミュニケーションは増えたと思います。
共通の話題が多くなったし、いろいろな写真をLINEで送ったりすることも増えました。

それに、息子が悪さをして叱り飛ばしている時に、ぽんちゃんが呑気な顔です~っと通っていったりすると、『なんかもういっか!』という気になったり…

ギスギスした気分になることがあっても、ぽんむぎがほんわかと和らげてくれています。

保護猫=野良猫だったからといって

二匹とも保護猫=野良猫だったわけですが、それで困ったことは特にありません。

実は我が家でペットを飼うのは初めてでした。
なので何かあっても『そういうものなのかな?』と納得しちゃうのだと思います。

それに、保護猫でもペットショップの血統書付きの猫でも、性格が違うのは元々の個性だと思うのです。

実際うちの子たちも個性が違います。
ぽんちゃんは警戒心が強く、初めての人は苦手で隠れてしまいますが、むぎちゃんはフレンドリーで誰にでもすぐにスリスリしにいきます。

それぞれの個性

ぽんちゃんは猫らしくビビりな子で、我が家に来てしばらくはケージの奥にひっそり隠れて出てきませんでした。

ケージのドアを開けておくと、誰もいないのを見計らってキャットタワーに登り、人を寄せ付けないようにしている感じでした。

Tさんからは『なるべく同じ空間に居て。でもこちらからは手を出さないでね』というアドバイスを頂いていたので、日中は同じ部屋で本を読んだりスマホをいじったり、構わないどころか見もせずに、空気のように過ごしていました。

そうして何日かが過ぎた頃、突如ぽんちゃんがキャットタワーから降りてきて、すすすす…と私の座っているところに来てくれたのです!
『“この人は悪い人じゃない、危ない人じゃない“と解ってくれたのかな』と、とても嬉しかったことを覚えています。

それからは家族にもどんどん心を開いてくれて、撫でさせてくれたり膝に乗るようになり、呼んだら来るようにもなりました。
夜は一緒に寝るようになって、今ではお腹を出して寝るまでに…野良だった頃の野生はどこへやらです。

一方むぎちゃんは、保護された次の日には我が家にやってきました。
Tさんから「野良の頃から割と人慣れしてたみたいで、カワイイ子よ~」と聞いていたので、ドキドキワクワクしてお迎えしました。

さすがに最初は警戒していたのか、ケージに入れてしばらくはシャーシャーと威嚇していましたが、一晩経つと足元に寄ってきてスリスリするように…順応性が高いというか度胸があるというか。

今も基本的に性格は変わっていない様で、家族以外の人が家に来ると、むぎちゃんは動じずどっしり座ってお迎えします。

そしてぽんちゃんはと言うと、大体洗濯機の裏に隠れます(笑)

保護猫って?

保護猫については、そういう子達がいる…という漠然とした知識はありましたが、しっかり考えるようになったのは
ペットを飼いたい→ペットショップに行く→ネットでも見てみる→里親募集のHPを見つける…といった流れだったと思います。

里親募集のページを見てみると、野良を保護したとか多頭崩壊とかハンディ持ちとかいろいろな子がいること、そしてそういう子達を保護している人たちがいるんだなぁということがわかりました。

そういった “保護猫“ を迎え入れることには抵抗はありませんでした。

ペットショップのゴージャスな長毛がいいとか折れ耳の子がいいとか、そういった希望はまったく無く、「もともと野良猫だったんだよ」「ふーん」くらいの感じでした。

譲渡のハードル

保護猫を家族に迎えることを考えていた頃、保護団体などのHPを見てみると、カワイイ猫がたくさんいました。

でもそこからお迎えするのは、私には少しハードルが高かったです。
保護団体などでは、お迎えする際に条件がたくさんあったからです(終生完全室内飼いの対策、定期報告、その他もろもろ)。

猫を飼っている今では解る当たり前の条件が、初めて飼う私には難しく感じ、自信がありませんでした。

なので、しばらくは写真を見ては『かわいいな~』と思っているだけでした。

その後も、保護猫カフェなどに行ったりしつつも飼うには至らずにいたところ、Tさんからお話をいただいたわけです。

元保護猫と暮らして思うこと

私が猫を飼い始めたのは、ほんの数年前のことです。
その数年の間に、猫たちにはとてもとてもたくさんの幸せをもらいました。
今では、もっと早く出会いたかったなぁという気持ちです。

なので、猫(もしくは犬、その他ペット)を飼おうか悩んでいる人がいたら、ぜひ一歩踏み出してほしいです。
ただ、もちろん大変なこともあります。
お金もかかるし掃除も大変だし、旅行にも行けないし、すぐ吐くし引っ掻くし…
そういったことを、しっかり考えることは大事です。

でも一緒に暮らしてみると、“大変なこと“ が全然気にならないくらいカワイイのです!
この可愛さを味わわないで人生を過ごすのは、すごーく損をしている!と思えてしまうほどです。

そして、もしも実際に猫を飼うことを決めたら、ペットショップで買う以外に、里親を待っている猫たちをお迎えするという選択肢もあるということを知ってほしいです。
私自身が何か保護活動をしているのかといえば、何もしていないので、偉そうなことは言えないのですが…

元保護猫であるぽんちゃんむぎちゃんをお迎えしてから、街中で猫が歩いていたりするのを見るとすごく気にかかる様になりました。
野良なのかな?飼い猫かな?ご飯食べてるのかな?車に轢かれないかな?などなど。

街中でこんな風に野放しになっている動物は猫だけではないでしょうか…
猫以外のペット、犬やウサギやフェレットやハムスターなどが家からふらふら出ていくことはあり得ないですよね。
猫もそんな風に家で過ごすのが当たり前になったらいいなと思います。

野良猫も、処分とかでなく、みんなどこかの飼い猫として幸せになってくれたらなーと、私は思います。

私は普段、あまり何も考えずにただ猫と暮らしているだけでした。
今回、癒わんらいふの記事の依頼を受けたことで少し考えさせられましたが、とにかく今の私に言えるのは、「猫はそこにいるだけで幸せをくれる!」ということに尽きます。

編集後記

イタズラをしても、それさえ可愛く幸せに思えてしまう。

あるあるですねぇ。

猫ちゃんを迎えることに乗り気でなかったのに、いざ迎えてみるとメロメロにというのもあるあるでしょうか😊

Sさんは動物と暮らすのは初めてということで、保護団体さんなどが提示している譲渡の条件を難しく感じたということですが、「譲渡の条件が厳しすぎる」という声は幾度か聞いたことがありますし、ネット上でも見かけます。

確かに『それはおかしいでしょ』と思える様な、極端な話を耳にすることもあります。

ですが、様々な事情を持つワンちゃんネコちゃんが再び傷付いてしまうことが無いよう、配慮や基準は必要です。

とは言え、保護犬や保護猫を家族に迎えたいと考えたとき、譲渡の条件によってそれを諦めてしまうのはとても残念なことです。

厳しい条件を設けている保護団体さんからの譲渡をためらわれたSさんは、Tさんとのご縁があり、ぽんちゃんとむぎちゃんをお迎えしました。
ちなみに
Tさんは、幸せストーリー第7話でお話しくださった、個人でTNR活動をしている方です。

保護団体さんも個人で活動している方も、譲渡の条件や考え方はそれぞれ違います。

Sさんの様に繋がるご縁を見つけ、人とワンちゃんネコちゃんの幸せな笑顔が増えることを癒わんは願っています。

編集/ちこ

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