幸せストーリー/保護犬猫との癒わんらいふvol.4🐶🐱

第4話は長野県にお住まいの、みゆきさんご家族と元保護犬たくとくん、元保護モルモットさんたちとの癒わんらいふ🎶
みゆきさんはご主人と中学生の息子さん、小学生のお嬢様しほちゃん、元保護犬のたくとくん、3匹の元保護モルモットとの4人+1ワン3モルモットのご家族で長野県にお住まいです。
元保護犬のたくとくんは、2019年9月現在 生後11カ月の男の子。
そしてたくとくんの大切な大切なパートナーは小学生のお嬢様しほちゃん!
たくとくんは、しほちゃんの強い希望で家族に迎えられました。
今回はしほちゃんの思いや、たくとくんのご家庭での様子を中心にお話しいただきました。
絶対に保護犬からパートナーを探す!
たくとを家族に迎えるきっかけは、娘のしほが犬を飼いたがったことが始まりでした。
ペットショップから迎えるのではなく、「家族を探している犬を迎えたい」「1匹でも殺処分されるかもしれない子を救いたい!」と強く希望し、1年がかりで主人(パパ)を説得しました。
主人からのお許しが出てからは、ひたすらネットで出会いを探しました。
我が家には、同じく里子に出され我が家にやってきたモルモットが3匹いるので、「モルモットと一緒に過ごせる子」というのが絶対条件でした。
そのため最初は、性格がある程度わかる成犬での縁を探していましたが、なかなか希望する出会いは無く…。
動物愛護センターにも何度か通い、相談に乗ってもらったところ、「仔犬の時期からモルモットに触れ合わせる方がお互いに気にしなくなるかもしれない」という助言をいただき、娘のパートナーになってくれそうな仔犬を探し直しました。
たくととの出会いは新宿の動物病院で行われた譲渡会でした。
実はその日のお目当ての子は、たくとではない生後7週の仔犬ちゃんでした。
でも、しほは室内に入った瞬間にたくとと目が合ってしまい、たくとに一目惚れ!
その場で抱っこさせていただき、しほが「絶対にこの子!」と望んで、たくとが我が家に来ることになりました。
しほちゃん & たくとくん
たくとが我が家に来てからは、しほがきちんと朝早く起きるようになりました(笑)
もともと動物が好きで、モルモットのお世話もきちんとやっていましたが、たくとのお世話もほぼ1人でこなしています。
今までは夜は私と一緒じゃなければ眠れない子でしたが、たくとが来てからは「たくとと寝る」と自室で眠れるようになりました。
少し寂しさもありますが、自立心が芽生えたように思います。
躾なども、わからないことがあると自分で調べたりして、理解しようと努力しています。
たくともしほのことが大好きで、しほにベッタリくっついて過ごしています。
男性陣 vs たくとくん
一方で、中学生の息子とたくとの関係はなかなか上手くいっていません。
もともとたくとは男性がとても苦手なこともあり、警戒心の強さから息子と主人には近寄ろうとしませんでした。
家族としてたくとが我が家に慣れてくれてからは、何故か息子に対して攻撃的な行動をとることが多く、息子も年齢的に素直になれないこともあり、吠えられるとムキになってしまい溝が深まるばかりです。
今は獣医さんからの助言をいただきながら関係性の修復をしているところです。
私たちも、いわゆる「愛玩犬」としてではなく、「野犬の子」として生まれたたくとの警戒心の強さと頑固さに振り回されることも多々あります。
ですが頭の良さに驚かされることも多く、毎日が知恵比べで面白いです。
命の救いかた
しほは、小学校2年生の頃に『”いのち”のすくいかた』という一冊の本と出会い、それが保護犬という存在を知るきっかけとなりました。
我が家では、里子に出されたモルモットをお迎えして家族として一緒に暮らしていることもあり、ペットショップからではなく、里子に出されている命を家族に迎えることは、しほの中では当然という気持ちもあったかもしれません。
元保護モルモットたち
たくとを迎える前から一緒に暮らしてきたモルモットたちです。
黒い子は何度もお家が変わり、ガリガリに痩せて我が家に来ました。
家に来てからは中学生の息子がとても可愛がっていて、息子にとても懐いている子です。
茶色の子はお腹に腫瘍が出来てしまい、冬〜春にかけてだいぶ体調も悪く覚悟しましたが、今は薬が良く効いて元気になってきました。
手術はせず、生活の質を維持しながら、痛みが出ないような治療を続けているところです。
白い子は唯一ペットショップからお迎えしたのですが、繁殖出来る時期なのに男の子モルと一緒に狭いカゴに入れられ、ハゲを作りながら隅っこで震えていたのでお迎えしました。
ハゲの治療には時間もかかりましたが、今はすっかり穏やかに生活しています。
でも警戒心は強い繊細な子なので、あまり撫でるようなことはせずに、声をかけて可愛がっています。
みんな可愛い可愛い我が子達です!
全て同じ、大切な命
我が家はたまたま保護犬・保護モルモットをお迎えしましたが、ペットショップでお迎えしようが、知り合いからお迎えしようが、全て同じ命だと考えています。
家族として迎えたのなら、なるべくその子が幸せだと感じてくれるようにしたいし、最期の時までそれを維持しながら一緒に過ごすことが一番大切だと考えています。
たくとを迎える前も今も、その考えは変わりません。
たくとに手を焼くことはありますが、それはどんな子も同じで、それぞれ大変なこともあります。
どんな迎え方をした子でも、途中で手放すことなく、最期の時まで一緒に過ごしてもらえたら、“保護犬・猫”がいなくなる日がくるのかな?と思っています。
出来ることを、出来る範囲で、等身大で
動物と一緒に暮らしていると、本当に幸せな気持ちになります。
「私はこの子達からたくさんの物をもらっているけれど、私はこの子達に何をしてあげられるんだろう?」と思いながら、毎日一緒に過ごしています。
寄り添っていこう!と思ってお迎えしていますが、実際は動物達の方が私達に寄り添ってくれているんだろうな…と感じます。
たくともモル達も、毎日毎日たくさんの表情を見せてくれて、私はこの子達と同じ空気を吸えて、同じ時を過ごせて、本当に幸せです。
出来ることを、出来る範囲で、等身大で。
少しでも多くの命が未来を迎えることが出来ますように…。
最期の時まで穏やかに過ごせますように…。
いつもそう願っています。
たくとくんの癒し力!
たくとの寝顔を見ていると、じんわり温かい気持ちになります。
そして一緒に寝てしまいます。(しほ)
しほちゃんからたくとくんへ。そして皆さんへ
たくとへ
私の可愛い弟になってくれてありがとう。
世界でたった1匹だけの可愛い弟だよ。
もし、これから犬を飼いたいなと思っている人がいたら、保護犬を迎えることも考えてくれると嬉しいです。
きっと、今の私とたくとみたいに、幸せになれると思います。(しほ)
みゆきさんとしほちゃんのお話をお聞きして
しほちゃんは『“いのち“のすくいかた』のほかに『ありがとう実験動物達』という本にも感銘を受け、読書感想文を書いて金賞を受賞されたそうです。
私が小学生の頃はまだ、保護犬・保護猫という言葉は聞いた事が無く、殺処分の現実を知ったのも大人になってからでした。
子供時代と大人になってからでは、物事の感じ方に大きな違いがあります。
『“いのち”のすくいかた』や『ありがとう実験動物達』を読んだ時のしほちゃんの心には、どれほどの思いが溢れたのでしょう。
私には同じ感覚を持つことはできませんが、その思いを行動に移して実行するほど大きなものだったのだと、想像はできます。
子供時代でも大人になってからでも、知ることはとても大事。
そして知ったあと「出来ることを、出来る範囲で、等身大で」行動に移せば、未来は違ってくるのではないかなと思います。
編集/ちこ
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